国 | 年月日 | 事故 |
ソビエト連邦・ロシア連邦 | 1960年10月24日 | ニェジェーリンの大惨事 |
大陸間弾道ミサイルR-16が打ち上げ直前に突然爆発。90~150人死亡。 | ||
1967年4月24日 | ソユーズ1号帰還失敗 | |
大気圏再突入時にパラシュートが正常に開かず地上に激突。宇宙飛行士1人死亡。 | ||
1971年6月30日 | ソユーズ11号帰還失敗 | |
大気圏再突入の準備中に宇宙船内の空気が失われた。宇宙飛行士3人死亡。 | ||
1973年6月26日 | コスモス3Mロケット打ち上げ失敗 | |
9人死亡。 | ||
1975年4月5日 | ソユーズ18a号打ち上げ失敗 | |
打ち上げ後にロケットが異常を起こした。高度145kmでカプセルが緊急分離され宇宙飛行士2人は生還。 | ||
1980年3月18日 | ボストーク2Mロケット爆発 | |
地上で過酸化水素を充填中のボストーク2Mロケットが爆発。48人死亡。 | ||
1983年9月26日 | ソユーズT-10-1火災事故 | |
打ち上げ直前にロケットが炎上・爆発。爆発2秒前に打ち上げ脱出システムが作動し、宇宙飛行士2人は生還。 | ||
1997年2月23日 | 宇宙ステーション・ミール火災 | |
ミールの「クバント1」モジュールで火災が発生し、船内に有毒ガスが充満した。宇宙飛行士は無事だった。 | ||
1997年6月25日 | ミール減圧 | |
ミールの「スペクトル」モジュールに無人輸送船プログレスM-34が衝突し、減圧が発生した。宇宙飛行士は無事だった。 | ||
2002年10月15日 | ソユーズ-Uロケット打ち上げ失敗 | |
ソユーズロケット(フォトンM1を搭載)が打ち上げ29秒後に墜落。1人死亡、8人負傷。 | ||
2018年10月11日 | ソユーズMS-10打ち上げ失敗 | |
打ち上げ後にロケットが異常を起こした。打ち上げ脱出システムが作動し、宇宙飛行士2人は生還。 | ||
アメリカ合衆国 | 1964年4月14日 | デルタロケット暴発事故 |
デルタロケット3段目が地上で暴発。3人死亡、8人負傷。 | ||
1966年3月16日 | ジェミニ8号 | |
衛星軌道上で宇宙船の姿勢制御ロケットが暴発し、船体が異常な速度で回転。飛行中止を余儀なくされた。宇宙飛行士2人生還。 | ||
1967年1月27日 | アポロ1号火災事故 | |
地上訓練中に司令船が炎上。船内にいた宇宙飛行士3人が死亡。 | ||
1970年4月13日 | アポロ13号爆発事故 | |
月への途上で機械船の液体酸素タンクが爆発。宇宙飛行士3人は生還。 | ||
1986年1月28日 | チャレンジャー号爆発事故 | |
スペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げ直後に空中分解した。宇宙飛行士7人死亡。 | ||
2003年2月1日 | コロンビア号空中分解事故 | |
スペースシャトル「コロンビア」が大気圏再突入時に空中分解した。宇宙飛行士7人死亡。 | ||
2014年10月31日 | スペースシップツー墜落事故 | |
宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックの弾道飛行スペースプレーン「スペースシップツー」が墜落した。乗員2名死傷。 | ||
中華人民共和国 | 1996年2月15日 | 長征3Bロケットの打ち上げ失敗 |
長征3Bロケット1号機が打ち上げ直後に制御不能に陥り、近隣の村に墜落。少なくとも6人が死亡した。 | ||
ブラジル | 2003年8月22日 | ブラジルロケット爆発事故 |
VLS-1ロケット1段目が地上で暴発。21人死亡。 | ||
日本 | 1962年5月24日 | K-8-10ロケット爆発事故 |
秋田ロケット実験場でK-8-10ロケット10号機が打ち上げ直後に爆発。周囲を巻き込んで火災を発生させた。死傷者は無かったが、実験場は閉鎖された。 | ||
1991年8月8日 | LE-7ロケットエンジン破裂事故 | |
愛知県小牧市の三菱重工の工場で、試験中のLE-7ロケットエンジンが破裂。1人死亡。 |
過酸化水素:(かさんかすいそ、英: hydrogen peroxide)は、化学式 H2O2 で表される化合物。しばしば過水(かすい)と略称される。主に水溶液で扱われる。対象により強力な酸化剤にも還元剤にもなり、殺菌剤、漂白剤として利用される。発見者はフランスのルイ・テナール。
大気圏:(たいきけん、英: atmosphere)大気の球状層(圏)。大気(たいき、英: atmosphere、羅: Atmosphaera)とは、惑星、衛星などの(大質量の)天体を取り囲む気体を言う 。大気は天体の重力によって引きつけられ、保持(宇宙空間への拡散が妨げられること)されている。天体の重力が強く、大気の温度が低いほど大気は保持される。
大陸間弾道ミサイル:(たいりくかんだんどうミサイル、英語: intercontinental ballistic missile、略称:ICBM)は、有効射程が超長距離で北アメリカ大陸とユーラシア大陸間など、大洋に隔てられた大陸間を飛翔できる弾道ミサイル。大陸間弾道弾(たいりくかんだんどうだん)とも称する。アメリカ合衆国やソビエト連邦間では、戦略兵器制限条約(SALT)により、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境とソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離である5,500km以上」の弾道ミサイルと定義された。
ソユーズ1号帰還失敗:ソユーズ1号は、1967年4月23日に打ち上げられたソビエト連邦の有人宇宙船である。宇宙飛行士としてウラジーミル・コマロフが搭乗していたが、ソユーズ1号のパラシュート格納容器の設計に問題があり、メインパラシュートが開かず、地球帰還時に地上に激突して死亡した。彼は有人宇宙飛行の歴史における、最初の飛行中の事故による死者である。
ニェジェーリンの大惨事:1960年10月24日にバイコヌール宇宙基地でソビエト連邦の大陸間弾道ミサイルR-16の試験打上げ時に発射台上で発生した事故のこと。試作ミサイルの試験飛行のため、発射台で準備が行われている間に誤って二段目のロケットエンジンが着火した。結果として地上で大規模な爆発に至り、多くの軍人や技術者等が犠牲となった。