戦車関連世界一の一覧


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* 2021/12/01.

項目 世界一
開発計画があった史上最大の戦車 ラントクロイツァー P1500 モンスター(陸上巡洋艦 P1500 モンスター) (Landkreuzer P. 1500 Monster)  
重量 1794 t。全長 25.0 m、全幅 12.8 m、全高(車高)8.25 m。ナチス・ドイツナチス・ドイツの試作超重戦車。ナチスが構想した極端な戦車設計の最終形態と言えるが、巨大さが生み出す様々な問題が確認された1943年に計画は終了した。搭載する大砲はドイツ陸軍の80cm列車砲(ドーラ)。乗員数は100名以上。
史上最も重い戦車 (Heaviest tank in history)  VIII号戦車 マウス (Panzer VIII Maus)  
重量 187.998 t。ナチス・ドイツナチス・ドイツが開発・製造した超重戦車。
他の諸元として、寸法は、全長 10.085 m、車体長 9.034 m、全幅 3.670 m、全高(車高)3.630 m。128mm砲搭載。乗員数6名。1943年と1944年に各1輌が製造された。
史上最も嵩高い戦車  ツァーリ・タンク (Tsar Tank)  
全長 17.8 m、車体長 8.0 m、全幅 12.0 m、全高(車輪の最大径)9.0 m。ロシア帝国ロシア帝国が第一次世界大戦中(1914–1915年)に開発・製造した。別名:レベデンコ・タンク (Lebedenko Tank)。その後の戦車とは形状が全く異なり、動力源・操作系・兵装を集約した胴部と巨大な車輪とで構成されている。無防備な車輪に攻撃を受ければすぐに動けなくなってしまうであろう、全くもって実戦向きではない代物であった。
他の諸元として、重量は60 t。乗員数10名。
史上最長の戦車  ツァーリ・タンク (Tsar Tank)  
全長 17.8 m。
車輪型でない通常の形状で、車体長が史上最長の戦車  Kヴァーゲン (K-Wagen)  
車体長(全長)13 m。ナチス・ドイツナチス・ドイツが1917年に開発・製造した超重戦車。原型の設計ではより一層長い戦車であったが、重量が 165 tにもなってしまったため、車体長を13mまで削り、重量 120 tに抑えている。
他の諸元として、寸法は、全長(車体長と同じ)、全幅6m、全高(車高)3m。乗員数27名。
なお、1930-1932年にはソビエト連邦が車体長(全長)18 m・全幅 3.65 mの多砲塔戦車としてT-42を設計したが、101.6 tの大重量を稼働させ得るエンジンを車載することができず、計画は頓挫している。さらには、車体長(全長)22 m、全幅 3.7 m、重量 138 tの KV-6 ベヒーモス (KV-6 Behemoth) を1942-1942年に設計し、こちらも頓挫している。
史上最も背の高い戦車  ツァーリ・タンク
全高(車輪の最大径)9.0 m。
車輪型でない通常の形状で、史上最も背の高い戦車  VIII号戦車 マウス
全高(車高)3.630 m。
現代主力戦車(第3.5世代主力戦車)中最大の戦車  レオパルト2A7 (Leopard 2A7) 
全長 10.93 m、全幅 3.74 m、全高 3.03 m。乾燥重量 59.7 t。最大出力 1500 hp / 2600 rpm。乗員数 4名。西ドイツ西ドイツが開発した第3世代主力戦車レオパルト2の派生型の一つで、ドイツが開発を引き継いでいる。2014年初配備。現役。最新型はレオパルト1A7+で、2018年初配備。
史上最大の砲塔を搭載する戦車  ヴィッカース Fv4005 コンウェイ (Vickers Fv4005 Conway)  
183mm砲を搭載しており、これは戦車砲として史上最大口径である。イギリスイギリスで1950年代に開発された対戦車車両。試作で終わっており、量産されていない。
史上最大の砲塔を搭載する量産戦車  3例あり、いずれも152mm砲を搭載している。
KV-2 (KV-2) 
ソビエト連邦ソビエト連邦が冬戦争時に開発・製造した重戦車であり、その後の独ソ戦でも活躍した。
M60A2 (M60A2) 
アメリカ合衆国アメリカ合衆国が開発した主力戦車であるM60パットンからの派生型の一つ。1970年に正式採用されたが、生産は1973年まで開始されず、生産数も526輌に留まり、1981年には運用が中止されている。
M551 シェリダン (M551 Sheridan) 
アメリカ合衆国アメリカ陸軍で使用された水陸両用戦車で空挺戦車。1966年から1970年までに1662輌が生産された。
砲塔数が史上最多の戦車  2例あり、いずれも5基備えている。
ヴィッカース A1E1 インディペンデント重戦車 (Vickers A1E1 Independent) 
イギリスイギリスが開発した多砲塔戦車。1926年完成の試作車1輌のみで終わった。
T-35重戦車 (T-35) 
ソビエト連邦ソビエト連邦の赤軍が1933年に制式化した多砲塔戦車。
砲塔数が史上最多の量産戦車  T-35重戦車
つまり、史上唯一量産化された5砲塔型の多砲塔戦車である。
史上最も生産台数が多い戦車 (Most-produced tank in history)  T-54/55 (T-54/T-55)   
推定生産台数 86000~100000輌、あるいは、100000輌以上。ソビエト連邦ソビエト連邦が冷戦時代に開発した中戦車で、1958年に登場し、1970年代後半まで、70年以上に亘って生産され続けた。冷戦時代に他国へ供与・輸出された数も多く、未だに多くの国で運用されている。
戦場で最も多く運用されている戦車 (Most battle-tested tank)  一説に T-54/55 
製造期間の長さもさることながら、実際の戦場で試され続けた戦車でもある。上述のとおり、生産は終了しているが、運用はまだまだ続くと見られている。
史上最悪の戦車  ヴァリアント歩兵戦車 (Valiant tank)  
第二次世界大戦中の1944年に試作されたイギリスイギリス軍の戦車。設計の酷さから悪評が高く、戦後には戦車技術学校によって試作車が"その恐るべき教訓を学生に教えるため”に保管された。イギリス人自らが「英国史上最悪の戦車」と呼んでいるが、「世界史上最悪」と言っても過言ではない散々な作りであった。悪評の原因は、あまりにも非力なエンジンを採用してしまったことと、設計を担当したのが戦車開発未経験のメーカーであったことにある。操縦席のレイアウトも最悪で、操作し難いうえに、操作用レバーとフットブレーキが重すぎて、最初のテスト走行では路上を約20km走っただけで操縦手が根を上げてしまっている。試作車1輌のみで開発は中止に追い込まれた。保管展示しているボービントン戦車博物館では "One of the worst tanks ever built(意: 今まで作られたなかで最悪の戦車の一つ)" と案内板で紹介している。
戦車による史上最長レンジの命中記録(史上最も遠くの標的に命中させた戦車)(Longest range hit by a tank )  湾岸戦争でイラク軍戦車隊と交戦中であった1991年2月26日におけるイギリスイギリス陸軍ロイヤル・スコッツ近衛竜騎兵 (Royal Scots Dragoon Guards) のチャレンジャー2 (Challenger 2)   
ロシア製戦車T-55で構成されたイラク軍の戦車隊に対して砲撃し、命中させた最長記録を、ギネス世界記録は 2.54miles(約4.09 km)、"Special Ops Magazine" は 2.9 mi(=約4.67 km)としている。なお、いずれの資料もメートル法を基準にしていると想定した場合、前者が示すのは 4.1 km、後者は 4.700 kmである。記述されている数値の最大と最小の誤差は 61mもあり、どれが正解かは不明である(※4.7 kmという数値は他でも見られる)。ギネス世界記録は "4.1km (2.54 miles)" で認定している。砲撃には劣化ウラン製のAPFSDSが使用された。
戦車戦における史上最長レンジの撃破記録(戦車戦で最も遠くの敵を撃破した戦車)(Longest tank-on-tank kill shot in history ) 湾岸戦争でイラク軍戦車隊と交戦中であった1991年2月26日におけるイギリスイギリス陸軍ロイヤル・スコッツ近衛竜騎兵 (Royal Scots Dragoon Guards) のチャレンジャー2 (Challenger 2)   
この記録が生まれる以前は、2つの記録は別々のものであった。戦車対戦車のほうは、ナチス・ドイツドイツ国防軍所属第614重戦車駆逐大隊 (Schweren-Heeres-Panzerjäger-Kompanie 614) のエレファント重駆逐戦車が1944年秋のアンツィオの戦いでソ連製の中戦車T-34を撃破した時の4.500kmという記録である。
史上最速の戦車  T-14アルマータ (T-14 Armata) 
最高速度 推定 80~90 km/h。ロシアロシア連邦軍が開発した第3.5世代主力戦車。2015年配備。現役。
世界一高価な戦車 (Most expensive tank in the world)  ルクレール (Leclerc tank) 
導入費用 1輌 1180000 USドル(1USドル100円として118億円、2021年2月の為替レートで約124億4000万円)。フランスフランスで開発された第3および第3.5世代主力戦車。同じ世代の主力戦車の中で突出して高い。1993年就役。現役。
比較対象として、レオパルト2A7+(980000 USドル)、M1A2エイブラムス(896000 USドル)。
史上最長の自走迫撃砲  2B1 オカ (2B1 Oka) 
全長 20.02 m(全幅 3.08 m、全高 5.728 m)に対して、砲身は口径 420 mm・全長 20 mと異常なほど長い。重量 55.3 t。ソビエト連邦ソビエト連邦が1957年に開発し、改良は1960年まで続いたが、量産化も実戦投入も無かった。
史上最小の、人体が露出した有人装甲戦闘車両  モータースカウト (Motor Scout)  
四輪自転車にしか見えない小さくて軽いガソリンエンジン自動車の前輪上部にマキシム機関銃を搭載し、操縦者を保護するための装甲板を機関銃に取り付けているもので、イギリスイギリス人フレデリック・リチャード・シムズが1898年に開発した歩兵連隊および騎兵用の補助車両である。エンジンの非力さゆえに登坂能力が弱く、坂道を登る際はペダルを使った人力による"補助"が欠かせなかった。
史上最小の、人体が露出しない有人装甲戦闘車両  クーゲルパンツァー (Kugelpanzer)  
全長 1.7 m、全高 1.5 m。重量 1.6 t。速度 8 km/h。"ball-tank"「玉戦車」を意味するその名のとおり、おおよそ球体で、かがんだ兵士1名が何とか乗り込める程度の小さな乗り物である。ロシア帝国が開発した車輪型戦車であるツァーリ・タンク(上述)と同コンセプトの兵器であり、ナチス・ドイツナチス・ドイツが第二次世界大戦中に開発し、日本へ輸出した。基本構造は三輪自動車である(自ら動くヨーヨーに補助輪を付けたようなもの)。資料がほとんど残っておらず、用途は全くもって不明。
史上最大の軍用トラック (Largest military truck in history)  LVSR (Logistic Vehicle System Replacement)  
全長 10.98 m、全幅 2.490 m、全高 4.11 m。乾燥重量は未確認。最大積貨重量は、オンロード 22.5 t、オフロード 16.5 t。オシュコシュ社が2009年に開発し、アメリカ合衆国アメリカ海兵隊が運用している十輪駆動(10WD) トラック。
史上最大の戦車運搬車 (Largest tank transporter in history)  未特定
全長は上述の軍用トラックより遥かに長い。一つの候補として、アメリカ合衆国アメリカ陸軍のM25戦車運搬車 ドラゴンワゴンは、全長 ???ft(約17.48 m)、全幅不明、全高不明、乾燥重量 84300 lb(=約38.24 t)、最大積貨重量164300 lb(=約74.53 t)不明。

80cm列車砲:第二次世界大戦でドイツ陸軍が実用化した世界最大の巨大列車砲。2両のみ製造され、1両目がグスタフ、2両目がドーラの愛称を持つ。フランスのマジノ線(マジノ要塞)の攻略を目的に、軍の依頼を受けたクルップ社で1934年から開発が始まり1940年に製造された。この砲は本来3基造られる計画だったが、3番砲は未完成で終わっている。

APFSDS:戦車の主砲などに使用される砲弾で、戦車の装甲を貫く事のみに特化した砲弾である。日本語では装弾筒付翼安定徹甲弾などといわれる。

M1A2エイブラムス:クライスラー・ディフェンス社で開発された、アメリカ合衆国の主力戦車。M1A2はM1エイブラムスの最新型である。M1エイブラムス戦車のシリーズは、アメリカの同盟国である各国の陸軍で採用されている。

エレファント重駆逐戦車:第二次世界大戦で使われたドイツの駆逐戦車。VI号戦車の試作車両として制作されたものの不採用に終わってしまったが、審査結果を待たずに90輌分の車台を生産してしまっていた。不採用によって浮いたこの車台が無駄になることを避けるため生産された。

劣化ウラン:核兵器の製造や原子力発電で使われる天然ウランを、濃縮する過程で生じる放射性廃棄物。非常に高密度で硬い金属なので、アメリカなど一部の国では戦車砲の徹甲弾や航空機関砲の弾丸として用いられている。

水陸両用戦車:陸上だけでなく、河川や浅海も浮上あるいは潜水にて渡渉可能な戦車。その特性上、渡河作戦や上陸作戦に多用される。

迫撃砲 :簡易な構造を持つ火砲。発射すると砲弾は高い曲射弾道を描き目標に着弾する。操作が簡単な上に軽量、しかも小人数で運用出来る為、主に歩兵が装備する。

冷戦時代:第二次大戦後から1990年代初頭にかけて、アメリカを中心とする西側諸国(自由主義陣営)とソ連を中心とする共産主義陣営(東側諸国)が戦火を交えず、対立していた時代。

チャレンジャー2:イギリスが開発した主力戦車でチャレンジャー1の改良型。主砲が滑空砲ではなくライフル砲(L30A1 55口径120mm ライフル砲)を装備しているのが特徴。2021年5月、チャレンジャー3へアップグレードし、2040年まで運用すると発表されている。

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