世界海洋調査の歴史


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* 2021/10/04.

出来事
150年 トレミー(ギリシャ) 世界地図をつくり、インド洋、大西洋の一部を示す。
1302年 フラビオ・ジオヤ(イタリア) 船舶用羅針盤発明。
1322年 マンデヴィル(英) 地球が球形であることをとなえる。
1464年 クザヌス(独) 測深器を発明。
1471年 レギオモンタヌス(独) 航海暦をつくる。
1492~1504年 コロンブス(イタリア) 第1-4次航海。
1497年 バスコ・ダ・ガマ(ポルトガル) アフリカ南端を回航しインド洋に達する。
1504年 ジュアン・ド・コーサ(スペイン) 水深の入った最初の海図。
1519~21年 マゼラン(ポルトガル) ビクトリア号で南米を回り太平洋横断、太平洋で最初の大洋測深を行うも700m程の索では海底届かず。ビクトリア号の世界一周航海は1922年に完了。
1522年 フェルネル(仏) パリーアミアン間で地球の大きさを測定する。
1569年 メルカトール(オランダ) 漸長図法を発明、海図急速に進歩する。
1698年 ハレー(英) 南大西洋を航海し磁気図を作成する。
1735年 ハリソン(英) クロノメータ完成、経度が正確に決まるようになる。
1737年 ヴォアチ 海底を等深線で表示。
1757年 キャンプベル(英) 六分儀の発明。
1768~80年 クック(英) 世界周航探検し、多くの地理学上の発見をする。
1795年 イギリスに世界最初の水路部、正確な海図の作成始まる。
1831~36年 ダーウィン(英) ビーグル号で世界周航探検を行い、後に珊瑚礁成因論(1842)、進化論(1859)。
1832~34年 フォープス(英) 英国近海でベントス調査。
1838~42年 ウイルクス(米) バーボス号による太平洋探検で、測深に鋼索を使用。
1851年 英仏間に大洋横断の最初の海底ケーブル敷設。
1854年 モーリー(米) 北大西洋最初の水深図(1,000ファザム等深線)作成する。
ブルーク(米) 採泥器付き測深機考案。
1856年 海底ケーブル敷設船アークチック号(米)北西大西洋海嶺発見。
1858年 ヨーロッパ米大陸問に海底ケーブル完成。
1872~76年 チャレンジャー号(英)世界一周海洋調査を行い、本格的海洋学を樹立。後にチャレンジャー報告50巻刊行(1895)される。
1874年 タスカロラ号(米) ピアノ線を使用した深海測深で千島列島ウルップ島南東に8,514mの海淵を発見。
1883~1905年 アガッシ(米) アルバトロス号で海洋生物調査、メキシコ南西に東太平洋海膨を発見。
1986~89年 マカロフ(ロシア) ヴィチャージ号で世界周航調査、シナ海、日本海、オホーツク海調査。
1891年 マレー(英)・ レナード(ベルギー) 海底堆積物学の確率。
1891~1903年 ペンギン号 ケルマデック、トンガ海溝を発見。
1903年 プリンス・アルベール一世(モナコ) 大洋水深総図(測深数18,400)を編集し刊行する。
1906~07年 プラネット号(独) スンダ海溝(7,455m)を発見。
1909年 モホロヴィチッチ(ユーゴ) モホ面発見。
1909~29年 カーネギー号(米) 磁気観測で世界周航。
1910年 モナコ海洋博物館開設。
1911年 ベーム(独) 水深150mまでの音響測深機を完成
1914年 フェセンデン(米) 深海用音響測深機発明。
1914~16年 第一次世界大戦
1915年 ウェゲナー(独) 「大陸及び大洋の起源」で大陸移動説を提唱。
1919年 国際水路会議メートル法採用決議。
1920年 汎太平洋学術会議第一回ホノルルで開かれる。
1925~28年 メテオール号(独) 大西洋調査(ベーム式音響測深機使用)。大西洋を二分する一大山脈を発見。
1927年 エムデン号(独) フィリピン海溝(水深1万m以上)を発見。
マシューズ(英) 音速度改正表を作成。
1928~30年 ダナ号(デンマーク) 世界周航、北インド洋に中央海嶺を発見。
1929~31年 スネリュウス号(オランダ) 深海調査、フィリピン海溝で1万mを越す水深を測得。
1933年 マイネス(オランダ) 海溝に伴う著しい負の重力異常を発見。
1934年 ビービー(米) 潜水球で3028フィート潜る。
1935年 ユーイング(米)らアトランティクス号で初の海底屈折波観測。
1941年 エメリー、ディーツ(米) 重力式採泥器を考案。
1941~45年 第二次世界大戦
1942年 海洋における測位用としてロランA開発(米)される。
クストー(仏)らアクアルング発明。
スヴェルドラップ(ノルウェー)ら「大洋」出版。
ヘス(米) 平頂海山発見。
1947年 沖合海洋油田の開発メキシコ湾で始まる。
1947~48年 ペッターソン(スエーデン)指揮によるアルバトロス号の世界一周深海調査。クレンベルク(スエーデン)ピストン式柱状採泥器を考案し、23m長の低質採取。
1950年 オーエン(米) 深海底(3000ファザム)を水中カメラで撮影。
スクリップス海洋研究所(米) 太平洋で地殻熱流量測定を始める(大西洋では、プラード(英)らが1952から)。
キューネン(オランダ) 「海洋地質学」を著す。
1950~52年 チャレンジャー8世号(英) 世界周航海底地殻調査、マリアナ海溝に世界最深の海淵(10,863m)を発見。
1950~52年 ガラテア号(デンマーク) 世界一周深海動物調査。1万m以深に生息生物を発見。
1950~55年 ベアード号、ホライゾン号(米) 太平洋に多数の平頂海山、海底谷を発見。
1953年 ピカール(ベルギー) パシスカーフで3,150m地中海で潜る。
ビーゼン、サープ(米) 大西洋の頂部にリフト(中軸谷)を発見。
最初の調査ロボット(米)。
1954年 精密深海用音響測深機(PDR)発明される。
クーデンベルグ(独)、リヒター(米) 世界の地震活動度を纏める。
プロトン磁力計の原理が発明される。
ブラード(英) 大西洋で地殻熱流量測定。
電波航法システム、ロランC開発される(米)。
精密深海用音響測深機(PDR)発明される。
1955年 共通反射点(CDP)重合法の開発(米)。
1955~61年 ヴィチャージ号(ソ連) 太平洋深海調査に成果。
1957~69年 国際協力事業「世界磁気測量」で海上における磁気測量進展。
1958年 超遠距離測位システム(オメガ)開発本格化。
1959年 メロー(米)ら マンガン団塊調査発表。
1960年 オルシェ(米)ら トリエステ号でマリアナ海溝最深部で潜水に成功。
政府間海洋委員会(IOC)発見。
上部マントル計画(UMP)始まる
1960~65年 インド洋国際観測。
1961年 カルホルニア沖でボーリング船による海底堀削始まる。
タッカー(英)らサイドスキャン・ソーナ開発。
国際海洋学データセンターのシステムできる。
ディーツ(米) ネーチャアで海洋拡大説を提唱。
1962年 ヘス(米) 地質学雑誌で海洋拡大説を提唱。
紅海でホット・ホール発見。
1963年 ウィルソン(カナダ) 海底火山列の成因についてホット・スポット説を提唱。
パイン、マシューズ(英) 地磁気異常の縞模様を地球磁場の逆転と海洋拡大を結合。
1965年 ウィルソン(カナダ) 地磁気縞模様のずれについてトランスフォーム断層を提唱。
1966年 紅海で海底熱水鉱床発見(米)。
エミリアニ(米) 炭酸塩温度計法による古水温の推算。
ナロービーム測深機をサーベイヤー号(米)に搭載。
1967年 フィロックス(米) 海底での電気伝導度を求める。
米海軍航行衛星測位システム(NNSS)民事用に解放される。
深海曳航式探査システム開発(米)。
1967~68年 プレート・テクトニックス説の登場「マッケンジー、パーカー(英)1967、ル・ピション(仏)、モーガン(米)1968等。
1968年 米でグローマー・チャレンジャー号による深海堀削計画(DSDP)始まる。
大洋底の年代次々に決定される。
1972~79年 地球内部ダイナミックス計画(GDP)。
1974年 深海底地形探査システム(グロリア)を開発(英)。
米仏共同大西洋海嶺中軸谷調査(FAMOUS)で熱水活動発見。
1975年 国際深海底堀削計画(IPOD)発足、米、仏、西独、ソ連、英、日本が参加。
1976年 マルチビーム・アレイ・ソーナ・サーベイシステム(シービーム)を開発(米)。
1977年 潜水艇アルビン号(米) ガラパゴス沖に熱水噴出口生物群の発見。
フラックスゲート型の海底磁力計できる。
1979年 西太平洋海域共同調査(WESTPAC)発足。
1982年 多機能深海曳航機(デープ・トュ)開発(米)。
海洋法条約に関する国際連合条約採択される。
1984年 大洋水深総図(GEBCO第5版全19図)完成、18ヵ国の水路部と26名の科学者が協力。
1985年 国際深海底堀削計画(IPOD)が深海堀削計画(ODP)に引き継がれる。
堀削船としてジョイデス・リゾリューション号が就役。
Geosat打ち上げ(米) 人工衛星アルチメトリからの深海地形の検出。
1988年 GPS衛星打ち上げ開始(米)。 1994年から本格運用。
1991年 ラーソン スーパープルームを提唱。
1992年 浅海用マルチビーム測深機(シーバット)の開発(英)。
インターリッジ計画はじまる(日、米、英、仏等)。
1994年 デジタル大洋水深総図完成(英)。
1995年 自律海底探査機(エイブ)開発(米)。

六分儀:2つの物体間の高度や角度を測定する計器。航海や測量に使う。

クロノメータ:正確な時刻を知るために用いられる、高精度な携帯用ぜんまい時計。クロノメーター。

ロラン:ロラン(LORAN)とは、LOng RAnge Navigation の頭文字をとったもので、電波を使用した双曲線航法システムです。双曲線航法とは、「2か所の送信局からの電波信号の到達時間差が一定の値となる点の軌跡は、その2か所の送信局を焦点とする双曲線となる。」という原理を応用した航法です。他の2か所の送信局の組からも、別の双曲線を求め、2本の双曲線の交点として、観測者の位置が求まります。

漸長図法(ぜんちょうずほう):「メルカトル図法」のこと。地図投影法の一つで、地球の中心に視点を置き、赤道で地球に接する円筒面に投影したもの。

測深器:海や湖水の水深を測定するための装置。測深儀とも呼ばれる。

ホット・スポット:マントル内部でマグマを発生しつづけ火山活動が起きている場所を指す。

大洋水深総図:国際水路機関(IHO)と国際連合教育科学文化機関・政府間海洋学委員会との共同プロジェクト。全世界の海底地形図の作成と海底地形名称の標準化を行う。

インターリッジ計画:中央海嶺を学際的,国際的に研究する計画。インターリッジ国際海嶺研究計画機構 International Cooperation in Ridge-Crest Studiesが提唱。

スーパープルーム:地球の「地殻」と「核」の間に位置する「マントル」で起こる、巨大な垂直方向の対流運動「プルーム」の大規模なもののこと。

トランスフォーム断層:中央海嶺をところどころでほぼ直角に横切る断層。ずれ動くのは位置のずれた海嶺軸の間だけで、その外側では海底が同方向にずれているので、ずれは生じない。プレート境界の一。

プレート・テクトニックス:地球表層の岩石層を十数枚の板(プレート)に分け、地球上の地学現象はそれらの運動によるとする学説。

地球内部ダイナミックス計画:国際地球内部開発計画(略称UMP(アンプ))の成果を継承し、とくに地球表面近くのさまざまな地学現象を引き起こす物理・化学過程を明らかにすることを目的として、1970年代に実施された国際協力研究事業。



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