公文書に記されている発明


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発明・発見
  

アップライトピアノ:ピアノの形態の一種で、フレームや弦、響板を鉛直方向に配置した打弦鍵盤楽器の一種。

アドレナリン:副腎皮質より分泌されるホルモンの一種で、ストレス反応の中心的な役割をはたすものである。

学制公布:教育を充実する事によって国民の知識を高め、国家の近代化を進めることを目指したもの。

七宝:主に金属の素地にガラス質の釉を焼きつけて装飾する技法、および、その製品。

西南戦争:現在の熊本県・宮崎県・大分県・鹿児島県において西郷隆盛を盟主にして起こった士族による武力反乱。

大政奉還:江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜が政権返上を明治天皇へ奏上し、翌15日に天皇が奏上を勅許したこと。

日清戦争:朝鮮(李氏朝鮮)の政治的動揺をめぐる日本(大日本帝国)と清国(大清帝国)の軍事的な抗争。

廃藩置県:明治政府がそれまでの藩を廃止して地方統治を中央管下の府と県に一元化した行政改革。

戊辰戦争:明治新政府を樹立した新政府軍と、旧幕府軍・奥羽越列藩同盟・蝦夷共和国が戦った日本最大の内戦。

G・ワグネル:事業参加のため来日し、その後政府に雇われた珍しい経緯を持つ、ドイツ出身のお雇い外国人。

オリザニン:チアミン、ビタミンB1。ビタミンの中で水溶性ビタミンに分類される生理活性物質。栄養素のひとつ。

グルタミン酸:たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸の中の一つ。2-アミノペンタン二酸のこと。

シャルドンネ:人絹工業を創始したフランスの技術者。世界最初の人絹工場の操業を開始。

タカヂアスタ―ゼ:消化酵素。すぐれたでんぷん・たんぱく質消化作用を有する。

ペリー:アメリカ海軍の軍人。江戸時代に艦隊を率いて鎖港をしていた日本へ来航し、開港への交渉を要求したことで知られる。

レ―ヨン:植物体の中に含まれる繊維素を取り出し,化学薬品で一度溶解した後に繊維状に再生した再生繊維。

意匠:工業生産物に,型や模様等を付し,人の嗜好に合うように工夫したもの。

磯崎眠亀:花筵製造業の実業家、発明家。 都宇郡帯江新田村(現、倉敷市茶屋町)生まれ。

岡島千代造:明治時代の発明家。縞モスリンの発明家。丸紋模様を考案、モスリンの染色法の改善に取組み写染法緋糊の発明に成功。緋友禅写染法を考案し完成。

屋井先蔵:現在の新潟県長岡市生まれ。乾電池の発明者。「乾電池王」と呼ばれた。

梶常吉:幕末〜明治時代初期の七宝作家。七宝を古写本やオランダの標本で研究し,1832年独自の製法を完成。

関東大震災:関東大地震によって、南関東および隣接地で大きな被害をもたらした地震災害。

紀州フランネル:紋羽織の生地を起毛させ毛織物のフランネルに似せた生地のこと。

久保田権四郎:広島県出身の実業家。発明家。久保田鉄工所創業者。ドイツ製のマッチ軸刻機にヒントを得て高能率の国産機械を考案し、マッチの輸出に貢献。

宮原二郎:日本海軍の軍人。最終階級は海軍機関中将。男爵。工学博士、宮原式水管缶の発明者。

錦莞筵:花莚(花むしろ)の一種で、倉敷市出身の磯崎眠亀が発明した岡山県最初の本格的な紋様織込花莚。

原田元治郎:明治-昭和時代前期の実業家。綿織物用の力織機を発明。

御法川直三郎:世界的な機械発明家。養蚕方であった家業の影響で、若い頃から養蚕や蚕種(蚕の卵)製造に取り組み、御法川式製糸機を発明した。

御木本幸吉:日本の実業家。真珠の養殖とそのブランド化などで富を成した人物。

高山長五郎:養蚕業者。清温育を生み出し日本中に広めた。遺跡「高山社跡」は国の史跡に指定。

高峰譲吉:日本の科学者、実業家。名誉工学博士・薬学博士。タカジアスターゼ、アドレナリンを発見し、アメリカ合衆国で巨万の財を成した。

高林謙三:発明家、実業家、医師。高林式製茶機械の開発で知られる。民間発明家としては日本初の特許取得者。

斎藤外市:日本の発明家、実業家、政治家、鶴岡ガス株式会社初代社長。

山葉寅楠:日本楽器製造株式会社の創業者。日本における初期のオルガン製造者の一人。

除虫菊:シロバナムシヨケギク。胚珠の部分に殺虫成分のピレトリンを含むため、殺虫剤の原料に使用されてきた。

上山英一郎:日本の実業家、篤農家。蚊取線香の発明者。「金鳥」の商標で知られる大日本除虫菊の創業者。

真崎照郷:明治から大正にかけての発明家、実業家。製麺機の発明で知られ、佐賀の発明王と呼ばれる。

清温育:人工的に温度と湿度を管理した「温暖育」と、自然にまかせた「清涼育」の長所を取り入れた「折衷育」。

多田元吉:幕末の幕臣。茶の栽培家。上総国富津村出身。十等出仕として勧業寮第七課に配属、中国、インドの視察を行った。

池田菊苗:戦前日本の化学者。東京帝国大学理学部化学科教授。「日本の十大発明」の一つといわれるうま味成分、L-グルタミン酸ナトリウムの発見者。

長谷川藤次郎:日本の起業家。青森県八戸地方などで水産業に携わる一方で、漁網の改良により近代漁業の基礎を築いた。

田中長兵衛:日本の商人、実業家。日本で初めて洋式の民間製鉄所を設立するなど、日本近代製鉄の礎を築いた。

藤岡市助:日本の工学者、実業家。日本に電気、電球灯の普及させた。

藤村九平:明治-昭和時代前期の実業家、度器(物差し)請負製作人。竹尺生地脱脂法を考案、竹尺足踏目盛器械を発明して大量生産に成功。

日露戦争:大日本帝国と南下政策を行うロシア帝国との間で行われた戦争。朝鮮半島と満州の権益をめぐる争いが原因となって引き起こされた。

並河靖之:日本の七宝家。明治期の日本を代表する七宝家の一人で、京都を中心に活躍。

豊田佐吉:日本の発明家、実業家。豊田式木鉄混製力織機、無停止杼換式自動織機など、生涯で発明特許84件、外国特許13件、実用新案35件の発明をした。

茂木重次郎:明治-大正時代の化学技術者。兄春太とともに亜鉛華塗料の製造を研究し,わが国初の洋式塗料工場光明社を設立。

野呂景義:日本の冶金学者、東京帝国大学教授、日本鉄鋼協会の初代会長。日本が近代製鉄所を導入・建設するに際して技術指導を行った。

林遠里:福岡県生まれの老農・農業技術指導者。私塾・興産社・勧農社の創始者としても知られる。

鈴木政吉:日本のヴァイオリン製作者で、鈴木バイオリン製造株式会社の創業者。パリ万国博覧会の楽器部門で入賞。

鈴木藤三郎:日本の発明家・実業家・政治家。「日本製糖業の父」といわれる。

鈴木梅太郎:戦前の日本の農芸化学者。米糠を脚気の予防に使えることを発見した。

和泉要助:明治時代の発明家。人力車の発明者の1人とされる。東京府より製造と営業の許可をうけ、人力車総行司となった。

* 2021/09/24.

出来事 資料番号
天保3年(1832) 梶常吉、有線七宝技法を解明   5
嘉永6年(1853)   ペリー、浦賀に来航  
安政元年(1854)   日米和親条約調印  
文久2年(1862)   ロンドン万国博覧会(第二回)開催  
慶応3年(1867)   ドイツ人科学者G・ワグネル来日  
  パリ万国博覧会(第二回)開催  
  幕府、大政奉還上奏  
明治元年(1868) 高山長五郎、清温育を発明   25
2年(1869)   戊辰戦争終了  
3年(1870)   京都舎密局設置(明治14年廃止)  
和泉要助ら人力車を発明し、東京府より製造と営業許可を得る   10
宮本政右衛門ら紀州フランネルを発明   15
西村勝三、伊勢勝造靴場を創設 国産洋靴の製造開始   16
4年(1871)   専売略規則公布(翌年施行中止)  
  京都博覧会開催  
  廃藩置県  
5年(1872)   徴兵の詔書  
  学制公布  
6年(1873) 臥雲辰致、臥雲式綿紡績機械を発明   8
  僕婢馬車人力車等諸規則公布 10
  内務省設置  
  ウイーン万国博覧会開催  
7年(1874)   ニール号、ウィーン万国博覧会からの帰国途中に伊豆沖で沈没 9
並河靖之、桃井英升から七宝の指導を受ける   5
8年(1875) 田中久重(初代)、新橋に電信機工場(田中商店)を創設   45
清水誠、国産燐製マッチの製造に成功   17
島津源蔵(初代)、京都で教育用理化学器械製造を開始   44
  金録公債証書発行条例公布  
9年(1876) 浅野政吉、海中沈没品取上器械を発明   9
林遠里、『勧農新書』出版   6
多田元吉、紅茶製法調査のためインドアッサム地方ほかへ視察   22
  フィラデルフィア万国博覧会開催  
10年(1877)   西南戦争  
  第一回内国勧業博覧会開催 1
島津源蔵(初代)、日本初の有人軽気球の飛揚に成功   44
並河靖之、鬼国窯舞楽図花瓶を製造(第一回内国勧業博覧会鳳紋賞受賞)   5
11年(1878)   パリ万国博覧会(第三回)開催  
磯崎眠亀、錦莞筵を発明   24
茂木春太・重次郎、亜鉛華の製造に成功   43
12年(1879)   エジソン、白熱灯を発明  
13年(1880)   政府が英国から輸入した2000錘ミュール紡績機貸し付けによる民間紡績工場が全国10カ所に設置される(明治17年まで) 28
三重紡績所設立   30
  官営釜石鉱山製鉄所操業 33
茂木重次郎、固練り塗料を発明   43
村田経芳、明治13年式村田銃を発明   35
14年(1881)   第二回内国勧業博覧会開催 2
  農商務省設置  
遠藤吉平、改良俵造ひな型を第二回勧業博覧会に出品   19
  官営愛知紡績所設置 28
茂木重次郎ら協同組合光明社を創設(現・日本ペイント株式会社)   43
15年(1882) 真崎照郷、製麺械を発明   31
16年(1883) 大阪紡績会社創設   29
鈴木藤三郎、氷砂糖の製法を発明   48
17年(1884)   商標条例公布 13
  フランス人シャルドンネ、硝化法レーヨンの製造に成功 40
伊勢勝造靴場、桜組製靴に   16
岡島千代造、緋友禅写染法を発明   23
高山長五郎、高山社を創設   25
18年(1885)   専売特許条例公布 11
  農商務省工務局に専売特許所設置 11
高林謙三、製茶機(特許第2~4号)の特許取得   21
19年(1886)   商標登録所と専売特許所を合併し専売特許局へ改組 11
  官営愛知紡績所、民間に払い下げ(明治29年火災により廃止) 28
三重紡績所、三重紡績株式会社に   30
上山英一郎、除虫菊の栽培に成功   42
高峰譲吉、高峰式元麹改良法を発明   50
20年(1887)   商標公報発行 13
屋井先蔵、屋井乾電池を発明   32
田中長兵衛、釜石鉱山田中製鉄所を操業   33
山葉寅楠、国産オルガンの製造に成功   36
鈴木政吉、国産バイオリンの製造に成功   37
21年(1888)   ドイツ人ガスナーら乾電池を発明 32
  特許条例公布、特許公報発行 11
  意匠条例公布 14
千本松喜助、改良揚繰網と改良揚網繰漁法を発明   20
真崎照郷、麺類製造機械(特許第448号)の特許取得   31
山葉寅楠、山葉風琴製造所を創設   36
22年(1889)   大日本帝国憲法発布  
池貝庄太郎、池貝鉄工所を創設 英式九フィート旋盤(国産旋盤第一号機)を製作   46
23年(1890)   第三回内国勧業博覧会開催、新規出品物に限り意匠出願などの手数料を免除(勅令第44号) 14
藤村九平、足踏式目盛機械を発明   18
豊田佐吉、木製人力織機を発明   39
上山英一郎、蚊取り線香を発明   42
藤岡市助、京橋に白熱舎創設 日本初の炭素電球を製造   45
24年(1891) 長谷川藤次郎、綿糸使用の改良揚繰網を考案   20
25年(1892) 野呂景義、『釜石鉄山調査報告』を作成   33
帝国大学理学部、屋井乾電池を使用した地震計をシカゴ万国博覧会に出品   32
26年(1893) 御木本幸吉、真珠の養殖に成功   41
田中製造所、芝浦製作所へ   45
27年(1894)   日清戦争(明治28年まで)  
高峰譲吉、タカヂアスタ―ゼを発見   50
28年(1895)   ドイツ人物理学者レントゲンがX線発見 44
  第四回内国勧業博覧会(京都)開催  
上山英一郎、渦巻き型蚊取り線香を発明   42
鈴木藤三郎、日本精製糖(現・大日本明治精糖株式会社)を創設   48
29年(1896) 並河靖之、浪川惣助とともに帝室技芸員に任命される   5
宮原二郎、宮原式水管汽罐を発明   34
豊田佐吉、豊田式汽力織機を発明   39
御木本幸吉、半円真珠の養殖法(特許第2670号)の特許取得   41
島津源蔵(二代)、国内初のレントゲン写真の撮影に成功   44
池貝庄太郎、国産初の石油エンジンの製作に成功   46
30年(1897) 山葉寅楠、日本楽器製造株式会社を創設   36
茂木重次郎、亜鉛華精製法(特許第1842号)の特許取得   43
久保田権四郎、水道管用鉄管の製造に成功 久保田鉄工所へ改称   47
31年(1898) 高林謙三、高林式生茶葉粗揉機(特許第3301号)の特許取得   21
斎藤外市、斎外式力織機を発明   26
32年(1899)   工業所有権保護に関するパリ条約加入  
  特許法、特許代理業者登録規則公布  
三共商店(現・第一三共製薬株式会社)、タカヂアスタ―ゼを日本で発売   50
33年(1900) 和泉要助に一時金を下賜   10
ヤマハ、アップライトピアノの製造開始   36
鈴木政吉、天神自動削機・甲削機など各種バイオリン製造機を発明   37
久保田権四郎、立込丸吹鋳造法を発明   47
鈴木藤三郎、台湾精糖株式会社の社長に就任   48
34年(1901) 町田菊次郎、高山社を私立高山社蚕業学校とする   25
  官営八幡製鉄所の設置 33
高峰譲吉、アドレナリンを発見   50
35年(1902) 桜組製靴、日本製靴株式会社へ   16
36年(1903)   第五回内国勧業博覧会(大阪)開催  
原田元治郎、原田式力織機を発明   27
37年(1904)   日露戦争(明治38年まで)  
  工業所有権保護協会創立(明治43年より帝国発明協会に改称)  
御法川直三郎、御法川式多条繰糸機を発明   38
島津源蔵(二代)、クロライド式鉛蓄電池を完成   44
久保田権四郎、立吹回転式鋳造装置を発明   47
38年(1905)   実用新案公布  
御木本幸吉、真円真珠の養殖に成功   41
上山英一郎、日本除虫菊貿易合資会社を創設(昭和10年大日本除虫菊株式会社に改称)   42
池貝庄太郎、池貝式標準旋盤を発明   46
40年(1906) 御木本幸吉、真円真珠(特許第13673号)の特許取得   41
池田菊苗、グルタミン酸を発見   49
41年(1908) 島津源蔵(二代)、GS蓄電池を販売   44
久保田権四郎、回転式鋳鉄管鋳造装置(特許第14714号)の特許取得   47
鈴木製薬所(現・味の素株式会社)、味の素を発売   49
42年(1909) 島津源蔵(二代)、国内初の医療用X線装置を完成   44
43年(1910) 日本ペイント株式会社、モテキ塗料を発売   43
鈴木梅太郎、オリザニンを発見   51
44年(1911)   日米通商航海条約改正、関税自主権を回復  
  工場法公布  
東京電気、タングステン電球「マツダランプ」を販売   45
鈴木梅太郎、米糠中の一成分アベリ酸の製法(特許第20785号)の特許取得   51
大正2年(1913) 久村清太・秦逸三、国産レ―ヨンの製造に成功   40
3年(1914)   第一次世界大戦(大正7年まで)  
大阪紡績、三重紡績所が合併し東洋紡績株式会社に   30
4年(1915) 米沢人絹製造所を創設   40
7年(1918) 帝国人造絹糸株式会社を創設   40
8年(1919) 御木本幸吉、全巻式の養殖法(特許第33640号)の特許取得   41
9年(1920) 島津源蔵(二代)、易反応性鉛粉製造法(特許第41728号)を発明   44
12年(1923)   関東大震災  
13年(1924) 豊田佐吉、無停止杼換式経糸自動織機(G型)を発明   39
昭和3年(1928) 片倉製糸紡績株式会社(現・片倉工業株式会社)、御法川式多条繰糸機を独占導入   38
4年(1929) 英国プラット社、豊田自動織機とG型自動織機の特許権譲渡契約を締結   39
9年(1934) 釜石鉱山田中製鉄所、日本製鐵株式会社へ   33
14年(1939) 東京電気と芝浦製作所が合併し東京芝浦電気株式会社が発足   45
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