西洋音楽の歴史


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音楽
  
歴史
  

* 2021/08/27.

西暦 出来事
ca.650年 スコラ・カントルム(聖歌の演奏/教育機関)がローマに創設。
ca.750年 フランスにてローマ聖歌とガリア聖歌が統合、グレゴリオ聖歌として発展。
ca.756年 コンスタンティノス5世がピピン3世にオルガンを献上。
9世紀 現存するネウマ譜による最古の聖歌集。
10世紀 アラビアのファーラービーがギリシア音楽組織を支持、楽器に関する書を著す。
10世紀 ウィンチェスターのオールドミンスターにオルガンが設置。
11世紀 グイード・ダレッツォが現在の楽譜の記譜法の原型を考案。
11世紀 南フランスの宮廷からトルバドゥールと呼ばれた吟遊詩人達が現れる。
12世紀 ポリフォニーの発展(オルガヌム)。
12世紀 線状のネウマから、四角形のネウマ記譜法へ移行。
12世紀 ドイツ語圏にてミンネザングが栄える。
12世紀 女流作曲家のヒルデガルト・フォン・ビンゲンの活躍。
13世紀 アルス・アンティクア
13世紀 定量記譜法が始まる。
ca.1300年 現存する世界最古のカノン「夏は来りぬ Sumer is icumen in」がイギリスで作曲される。
ca.1322年 フィリップ・ド・ヴィトリの「アルス・ノーヴァ」が書かれる。
1361年 ドイツのハルバーシュタット教会に、初めて鍵盤を備えたオルガンが設置される。
ca.1370年 マショー、ノートルダム・ミサ曲。
15世紀 ブルゴーニュ楽派
15世紀 フランドル楽派
15世紀 楽譜の印刷開始
1448年 デンマーク王立管弦楽団設立。
16世紀 フィレンツェの音楽家などが集まり、カメラータを結成。
1548年 シュターツカペレ・ドレスデン設立。
1596年 ダウランド流れよ、我が涙
1637年 ヴェネツィアにサン・カッシアーノ劇場が完成。
1687年 ハンブルクにオペラ劇場が完成。
ca.1700年 クリストフォリがフォルテピアノを製作。
1711年 イギリスのジョン・ショアが音叉を発明。
1722年 J.S.バッハが平均律クラヴィーア曲集第1巻を作曲。20年後に第2巻を完成。
1723年 ヴィヴァルディが『四季』を作曲。
1743年 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団設立。
1750年 J.S.バッハが死去。バロック時代の終焉。
1765年 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団設立。
1788年 モーツァルトが3大交響曲を作曲(39番、40番、41番)
1795年 パリ音楽院開校。
1798年 ハイドンの『天地創造』初演。
1799年 ベートーヴェンがピアノソナタ第8番「悲愴」を作曲。後の時代のピアノ音楽の原点ともいえる。
1805年 ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』初演。またこの年、彼の傑作のひとつ、ピアノソナタ第23番(熱情)も完成させている。
1808年 ベートーヴェンの交響曲第5番(運命)、交響曲第6番『田園』初演。
1812年 ウィーン楽友協会設立。
1821年 ウェーバーのオペラ『魔弾の射手』初演。ドイツロマン派オペラの原点。
1822年 シューベルトが交響曲『未完成』を作曲。
1824年 ベートーヴェンの交響曲第9番初演。
1830年 ベルリオーズの幻想交響曲初演。
1834年 ミンストレル・ショーにて「藁の中の七面鳥」が歌われる。
1842年 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団設立。
1848年 ベルリオーズの標題音楽をさらに発展させ、リストが『レ・プレリュード』などの交響詩を作曲。
1865年 ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』初演。この作品においては、調性の原理の拡大の象徴ともいわれるトリスタン和音が使用された。
1871年 フランス国民音楽協会設立。
1874年 ムソルグスキーが『展覧会の絵』を作曲。はじめは全く注目されなかったが、後に印象派の作曲家などにその価値が見出され、大きな影響を与えることとなった。
1876年 ブラームスの交響曲第1番初演。
1877年12月6日 トーマス・エジソンが円柱型アナログレコードを開発。音楽・音響・録音技術の歴史が始まる。
1887年 エミール・ベルリナーがSPレコードの原型である、円盤式蓄音機「グラモフォン」を開発。
1888年 コロムビア・フォノグラフ創立。
1894年 ドビュッシー 『牧神の午後への前奏曲』初演。印象主義音楽が始まったとされる[1][2]。
1895年 マーラーの交響曲第2番『復活』初演。
1896年 パーロフォン創立。
1898年 ドイツ・グラモフォン創立。
20世紀 コードシンボル表記の成立。
1900年 初のトーキー映画がパリで上映。
1901年 ビクタートーキングマシン設立。楽器見本市NAMM ショーがアメリカアナハイムで初開催される。
1902年 スコット・ジョプリン『ジ・エンターテイナー』作曲、アメリカでラグタイムが大流行する。
1904年 ビクター・トーキング・マシーンがSPレコード発売。プッチーニ作曲『蝶々夫人』初演。
1910年 マーラーの交響曲第8番(千人の交響曲)初演、巨大化の一途をたどっていたオーケストラの極限の形のひとつともいえるであろう。
1913年 ストラヴィンスキーのバレエ『春の祭典』初演、不協和音が大胆に使われ大スキャンダルを巻き起こす。
1915年 アイヴズがピアノソナタ第2番を作曲、当時の前衛音楽の傑作のひとつ。
1918年 ホルストの『惑星』初演。私的演奏協会設立。
1919年 世界初の電子楽器、テルミンが発明される。
1920年 世界初のラジオ公共放送がアメリカKDKA局にて始まる。
1921年 シェーンベルクが無調に規律と秩序を与えた十二音技法を創始。
1924年 ジョージ・ガーシュウィン『ラプソディ・イン・ブルー』初演。ポリドール・レコード設立。
1925年 BBCが最初のステレオラジオ放送を作る。
1927年 世界初のトーキー映画といわれる『ジャズ・シンガー』公開。
1928年 ラヴェルの『ボレロ』初演。音楽劇『三文オペラ』初演。テープレコーダーの原型をフリッツ・フロイマーが完成させる。
1929年 RCAビクター、デッカ・レコード設立。
1931年 英コロムビアと英グラモフォン(HMV)が合併し、EMI設立。
1932年 世界最初のエレクトリックギター「リッケンバッカー・フライング・パン」発売。ベル研究所が初のステレオ録音作成。
1936年 ビルボードが初めて全米のジュークボックスで流れたヒット曲の一覧を発表。ロバート・ジョンソンが『デルタ・ブルースの王様』を録音。
1937年 カール・オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』初演。
1938年 ベニー・グッドマンがカーネギー・ホール初のジャズコンサートを行う。
1939年 ブルーノート・レコード設立。
1941年 ショスタコーヴィチの交響曲第7番初演、当時世界的な大流行を巻き起こす。レス・ポールがソリッドボディのエレクトリックギターの原型「THE LOG」を作成。
1942年 ビング・クロスビーの『ホワイト・クリスマス』が大ヒット。キャピトル・レコード設立。
1944年 バルトークの管弦楽のための協奏曲初演、20世紀の管弦楽作品の最高傑作のひとつといわれる。
1945年 レオ・フェンダーがフェンダー社を創業、エレキギターの普及が進む。バークリー音楽大学創設、ポピュラー音楽教育の発展に大いに貢献していく。マーキュリー・レコード設立。
1947年 3Mがテープレコーダー発売。ダルムシュタット夏季現代音楽講習会が始まる。アトランティック・レコード設立。
1948年 コロムビア・レコードがLP盤を初めて商品化。
1950年 フィリップス・レコード設立。
1952年 偶然性の音楽を創始したケージの『4分33秒』初演、「音楽」の意味を問う作品となった。アメリカレコード協会設立。
1955年 ストックホルム国際標準音会議にて1点A音を440Hzに設定。ビル・ヘイリーの『ロック・アラウンド・ザ・クロック』がビルボードで1位。
1956年 エルヴィス・プレスリー『ハートブレイク・ホテル』大ヒット。ユーロビジョン・ソング・コンテスト初開催。
1957年 レナード・バーンスタイン作曲『ウエスト・サイド物語』初演。スタックス・レコード、ハイ・レコード設立。
1958年 第一回グラミー賞開催。マイルス・デイヴィスのアルバム『カインド・オブ・ブルー』にてモード・ジャズの完成型が示される。ワーナー・ブラザース・レコード、ハルモニア・ムンディ設立。
1959年 デイヴ・ブルーベック「テイク・ファイヴ」発表。モータウン・レコード設立。
1960年代 ミニマル・ミュージックが盛んになる。
1961年 オーネット・コールマン『フリー・ジャズ』発売。
1962年 フィリップス社がコンパクトカセットを開発。ビートルズ、ビーチボーイズ、ボブ・ディランがレコードデビュー。ローリング・ストーンズが結成。アントニオ・カルロス・ジョビン『イパネマの娘』発表。ポリグラム・レコード設立。
1964年 ビートルズが「ビルボード」誌シングル・チャートのトップ5を独占。
1965年 ボブ・ディラン『追憶のハイウェイ 61』発売。
1966年 ビーチボーイズ『ペット・サウンズ』、ビートルズ『リボルバー』発売。
1967年 ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、ジミ・ヘンドリックス『アー・ユー・エクスペリエンスト?』発売。アナログシンセサイザー及びその製品群「モーグ・シンセサイザー」発売。
1968年 ロンドン・シンフォニエッタ設立。
1969年 最初のウッドストック・フェスティバルが開かれる。レッド・ツェッペリン『レッド・ツェッペリン I』発売。
1970年代 ニューヨークにてヒップホップが生まれる。
1970年 マイルス・デイヴィス『ビッチェズ・ブリュー』発売。
1971年 マーヴィン・ゲイ『ホワッツ・ゴーイン・オン』、ザ・フー『フーズ・ネクスト』発売。
1972年 ローリング・ストーンズ『メイン・ストリートのならず者』発売。
1973年 スティーヴィー・ワンダー『インナーヴィジョンズ』発売。
1974年 アストル・ピアソラが「リベルタンゴ」を発表。
1975年 ブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』発売。
1977年 セックス・ピストルズ『勝手にしやがれ!!』発売。ピエール・ブーレーズがフランス国立音響音楽研究所IRCAMを創立。AppleがApple II発売。
1979年 携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」の発売開始。ザ・クラッシュ『ロンドン・コーリング』発売。
1981年 MTV開局。マイクロソフトがMS-DOSをリリース。
1982年 コンパクトディスク (CD)の登場。マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』が大ヒット。
1983年 MIDIが国際規格化。
1984年 アップルが初代Macintosh発売。
1985年 チャリティー・コンサートライヴエイド開催、「ウィ・アー・ザ・ワールド」発売。
1987年 U2『ヨシュア・トゥリー』発売。
1991年 World Wide Web(WWW)がインターネット上で利用可能になる。ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』発売。
1995年 DVDの登場。フランスにて音楽の祭典ラ・フォル・ジュルネ始まる。
1999年 Napsterが起業、Peer to Peerのファイル共有ソフトで一躍有名になる。
2001年 アップルがデジタルオーディオプレーヤーiPodを発売。
2003年 アップルがiTunes Music Storeを開始、音楽のデジタル配信の流れを定着させた。
2005年 インターネット動画共有サービスYouTubeが設立される。
2006年 アメリカタワーレコードが店舗営業廃業。エイミー・ワインハウス『Back to Black』発売。
2007年 アップルがスマートフォンiPhoneを発売。Ustream設立。
2009年 譚盾のインターネットシンフォニー初演。
2011年 アデル『21』発売。
2016年 ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞。

アルス・アンティクア:「古い技法」を意味し、13世紀のヨーロッパの音楽様式を指す用語。

アルス・ノーヴァ:14世紀のフランスで栄えた音楽様式。シンコペーションやイソリズムを用いた高度なリズム技法が発達し、それに伴い記譜法の改良が進んだ

オルガヌム:中世ヨーロッパで発達した合唱の技法である。西洋音楽におけるポリフォニーの原点。

カメラータ:フィレンツェの人文主義者や音楽家、詩人、その他の知識人が、ジョヴァンニ・デ・バルディ伯爵の邸宅に集って結成した音楽サークルの名称。

ガリア聖歌:ガリア地方のカトリック教会の古い典礼聖歌。ピピンがフランク王国内にローマ式の聖歌を用いるよう命令して以来徐々に滅びた。

ネウマ譜:楽曲の楽譜を「ネウマ」と呼ばれる記号を用いて書き表す記譜法。

フランドル楽派:フランドル地方を中心に栄えたルネサンス期の代表的音楽流派。

ブルゴーニュ楽派:15世紀にフランス北東部のブルゴーニュ公国に栄えた楽派。イギリスで開発された3声を主体とする、柔らかな響きの多声書法が特徴。

ポリフォニー:複数の声部からなり、それぞれの声部が、旋律線の横の流れを主張しながら、対等の立場でからみあっていく様式の音楽。

ミンネザング:12世紀から14世紀にかけてドイツ語圏において隆盛を極めた抒情詩であり、詩人は作曲もし、伴奏付きで自ら歌った。

ローマ聖歌:一般的にグレゴリオ聖歌という名前で知られているもので、ローマ・カトリック教会において用いられる典礼音楽。

音叉:U字形の鋼棒の中央突端に柄をつけたもの。たたいて音を出し、音の共鳴・振動数の実験、楽器の音合わせなどに用いる。

吟遊詩人:中世、フランス南部に起こった叙情詩人の一派。各地を旅行して、自作の詩を吟誦した。

定量記譜法:ケルンのフランコによってその体系が確立され,1600年頃まで用いられた記譜法。

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