日本の侵略的外来種(魚類)


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固有種:特定の国や地域にしか生息・生育・繁殖しない生物学上の種。特産種。

特定外来生物:外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定される。

* 2021/07/20.

和名・学名
位置付
出自・原産地→侵入地 被害の現状
オオクチバス
Micropterus salmoides
特定外来生物
世界ワースト100
北アメリカ南東部→ほぼ本土全域 通称「ブラックバス」。1925年に食料化を目指して芦ノ湖に試験放流された。敗戦後、米軍によって拡散し、1970年代までに全国に達した。貪欲な肉食魚で、芦ノ湖や河口湖では生態系を激変させ、内水面漁業に大きな打撃を与えた。各地で違法かつ身勝手な放流と、規制や摘発が繰り返されている。
カダヤシ
Gambusia affinis
特定外来生物
世界ワースト100
北アメリカ→関東以南・沖縄・小笠原 ボウフラ駆除のために台湾から1916年に奈良県へ移入したのを皮切りし、1970年代に全国規模で放流された。沖縄・小笠原を含め、福島以南で定着した。水田など止水に住み着き、似た食性のメダカと競合している。メダカに比べ適応できる水温が広く、多産の上に卵胎生のために繁殖力が強い。そのためメダカの減少を招いている。流水環境、及び低温に弱く、18度以下の水温では活発に活動できない。
コクチバス
Micropterus dolomieu
特定外来生物
北アメリカ北東部→千曲川・本州中部の湖 オオクチバスとともに通称「ブラックバス」と呼ばれる。1925年に芦ノ湖に放流されたが絶滅した。1992年に野尻湖で発見された。桧原湖・中禅寺湖・千曲川・琵琶湖・池原ダムなどでも発見され、アングラーのゲリラ放流と推測される。耐寒性があり、河川でも生息できるため、オオクチバスよりも拡散する危険が高い。
ソウギョ
Ctenopharyngodon idellus
要注意外来生物
中国東北部・沿海州→利根川水系など 草食性で大量の水草を食べるため、内水面の除草を目的に1878年より導入した。定着している霞ヶ浦・北浦・利根川水系には、戦中から戦後にかけて食用として放流された。ルアーフィッシング目的で各地にゲリラ放流され、木崎湖では水生植物の壊滅を招いた。水生植物の食害と自生コイ科の駆逐が危惧される。ゲリラ放流が禁止された。
タイリクバラタナゴ
Rhodeus ocellatus ocellatus
要注意外来生物
華中→本土・沖縄 1942年に食用ハクレンの輸入養殖が始まった際、稚魚に紛れて流入したと推測される。観賞魚としても取引され、投棄・逸出も発生している。本土と沖縄群島に定着した。ドブガイ類に産卵する特徴があり、卵ごと貝が移送されても拡散する。固有種のニッポンバラタナゴやゼニタナゴと競合するだけでなく、交雑による遺伝子撹乱も問題視される。
ニジマス
Oncorhynchus mykiss
要注意外来生物
世界ワースト100
北太平洋岸流入河川→北海道 食用として1877年にカリフォルニア州から輸入したことを皮切りに、断続的に輸入された。北海道では摩周湖や知床半島を始めとして、在来種のイワナ・オショロコマ・ヒメマスなど陸封サケ類を駆逐して占有する傾向にある。一方、本州以南では定着が難しいため、内水面水産資源やフィッシング対象魚として放流が継続している。
ブラウントラウト
Myocastor coypus
要注意外来生物
世界ワースト100
ヨーロッパ〜アラル海→北海道・信越 北海道定着種は明治・大正期にアメリカからニジマスを移入していた頃に混入したと考えられているが、1980年に新冠ダムで発見されるまで気づかれなかった。信越移入種は1973年にフランスから輸入したものと判明している。ウグイ・ヒメマス・アメマスなど在来の陸封サケ類を中心に小型魚・仔魚を食害する。
ブルーギル
Lepomis macrochirus
特定外来生物
北アメリカ→全国 1960年に訪米した上皇明仁がシカゴ市長から贈呈され、食料化研究のために水産庁淡水区水産研究所に下賜し、後に1969年、一碧湖に初放流された。その後、一部のスポーツフィッシング愛好家によりブラックバスの餌となると目され放流され全国に拡散した。肉食傾向の強い雑食性で、プランクトンから小型魚まで貪欲に食害する。孵化した稚魚が成長するまで親が防衛するため、生存率が非常に高い。
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