ロボットとロボットのおもちゃの歴史


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* 2021/10/30.

時代 海外 フィクション 日本 日本(ロボットおもちゃ)
紀元前 紀元前1世紀 ギリシャの発明家ヘロンが自動機械を考案 紀元前8世紀 ホメロスの叙事詩「イーリアス」に最古のロボット「黄金の美女」登場
紀元前3世紀 ギリシャ神話に「青銅人間タロス」登場
   
8世紀頃 イスラム圏でからくり人形つくられる      
12世紀   仏教説話集「撰集抄」にロボット登場    
17世紀     大阪にてからくり人形の芝居小屋「竹田屋」旗揚げ  
18世紀 ヨーロッパにて自動人形のブーム   1796年
細川頼直「からくり図彙」刊行
 
19世紀 1839年
バベッジ、コンピューターの前進、機械式計算機開発
1886年
小説「未来のイヴ」に美女ロボット登場
   
1920年代 1927年
アメリカ、ウェスティングハウス社がロボット第1号「テレボックス」を発表1927年
演説ロボット「エリック」発表
1920年
劇作家カレル・チャペック戯曲の中でロボットという言葉を創造1920年
映画「メトロポリス」に人間型ロボット、マリア登場
1928年
西村真琴日本初のロボット「学天則」製作発表
 
1980年代 1932年
物理学者メイ、「ロボットアルファ」発表1934年
サンフランシスコ万博で歩くロボット「ウィーリー」発表
     
1940年代 1945年
数学者ノイマン、コンピューターの基礎「ノイマン型コンピュータ」開発1948年
ウィーナー、サイバネティック理論(生物と機械を結ぶシステム)提唱1946年
ペンシルベニア大学、世界初大型コンピューター「ENIAC」完成
     
1950年代 1950年
チューリングが「人工知能」を提唱1954年
デボル社が記憶再生ロボット特許1957年
ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」打ち上げ成功1958年
米国コンソリュデェーテッド・コントロール社が産業用ロボット発表
1950年
アイザック・アシモフ、SF小説「われはロボット」で「ロボット3原則」を提唱1951年
手塚治虫が「鉄腕アトム」連載1952年
バーナード・ウルフが手足をサイボーグ化する「ロボトミー手術」を描いたSF小説「リムボー」発表1956年
米国映画「禁断の惑星」に万能ロボット「ロビー」登場1956年
横山光輝「鉄人28号」連載1959年ロバート・A・ハイラインが強化宇宙服など後に影響を与えた小説「宇宙の戦士」発表
1959年
東京工業森政弘研究室が「人工の手」1号機を製造
輸出用ブリキロボットを多数生産していた時代。金属的色合いに直線的なフォルムが無骨だが、表情には素朴な味わいがある。
海外輸出用に生産していたため、日本国内にその数は少ない。
1956年に公開された映画「禁断の惑星」に登場するロボット「ロビー」はロボットの代表的な存在となり、そのデザインは以後ロビータイプとして繰り返し 製作されていく。
1960年代 1960年
生物の動きや機能をロボットに取り入れる学問「バイオニクス」登場1960年
アメリカ世界初の産業用ロボット「ユニメート」登場1962年
アメリカAMF社産業用ロボット「バーサトラン」発売1966年
アメリカGE社、パワーアシスト機械「ハーディマン」開発1966年
ノルウェー、トラルファー社「塗装ロボット」開発1969年
アメリカ、現在のインターネットの元祖「アーバネット」運営開始
1968年
映画「2001年宇宙の旅」公開1963年
「鉄腕アトム」「鉄人28号」テレビ放映開始
1967年
米国から産業用ロボット輸入、国産ロボット製造開始
(ロボット第1世代)
歩行動作や仕掛けにも工夫を凝らしたものが登場。
また、アポロ11号が月面着陸を実現したこの時代、宇宙への夢がロボットたちにも託された。
1970年代 1970年
フロッピーディスク考案
1977
年映画「スターウォーズ」公開1970年
「ドラえもん」連載開始
1970年
早稲田大学生物工学研究グループ「ワボットプロジェクト」開始1970年
三菱重工業産業用ロボット発売1971年
産業用ロボット懇談会(現・日本ロボット工業会)発足1973年
早稲田大学「WABOT-1」開発1979年
富士電機、自動外観検査ロボット発表1979年
日立製作所、「プロセスロボット」発表(ロボット第2世代)
素材は大量生産に向いているプラスチックへと移行。金属でつくる場合、30~40工程必要だが、プラスチックはワンショットで成形でき、細部のつくりこみが可能となった。
1980年代 1983年
クルーガー、コンピューターアート研究で人工現実感概念を提唱。1984年
アメリカ、「自律地上移動ロボット」研究スタート1989年
W・インダストリー社「バーチャリティー」商品化1989年
アメリカ、MITメディア・ラボ「REGO/LOGOPROJECT」スタート。
1982年
映画「ブレードランナー」公開1984年
映画「ターミネーター」公開1987年
映画「ロボコップ」公開
1980年
通商産業省、ロボット普及に乗り出し「ロボット普及元年」に1983年
日本ロボット工業会設立1984年
早稲田大学、世界初二足動歩行ロボット開発1984年
通産省、「極限作業ロボット」開発開始1985年
つくば万博にミュージシャンロボット「WABOT-2」登場1986年
ホンダ、ロボット開発スタート
(ロボット第3世代) 日本製ロボットが世界のロボットの60%に。
ラジオコントロールのロボットが登場。
つくば科学万博が開催されたこの時代、やがてくる21世紀を意識した丸みをおび、白を基調とした斬新なデザインのロボットも。
1990年
~1995年
1994年
アメリカ、ネットスケープ・コミュニケーションズが「ネットスケープナビゲーター」発売1995年
アメリカ、マイクロソフト社「インターネットエクスプローラー」発売
1991年
映画「ターミネーター2」公開
1992年
早稲田大学「ヒューマノイドプロジェクト」発足1993年
ホンダ、二足歩行ロボットP1完成1994年
ソニー、ロボット研究グループ発足1995年
総合警備保障、「ガードロボ」発売
テレビゲーム全盛で個性的なロボットおもちゃがない中、ファービーが登場、大ヒットとなる。1999年にはAIBOが登場し、おもちゃの世界にも様々な ペットロボが登場。センサーやA.I.を巧みに組み合わせた高度な製品も。一方、古き良きブリキ製ロボットを懐かしむ流れもあり、復刻版の製造もなされ た。
1996年
~1999年
1996年
アメリカ、ファービー誕生、一大ブームに。1997年
アメリカ、IBM社スーパーコンピューター「ディープ・ブルー」、チェス世界チャンピオンに勝利。1997年
NASAがロボットによる火星無人探査成功。1998年
第2回ロボカップ世界大会フランスにて開催1999年
ダイムラー・クライスラー社、自律ロボット「クレバー」開発1999年
第3回ロボカップ世界大会スウェーデンにて開催
1999年
映画「アンドリューNDRー114」公開1999年
映画「アイアン・ジャイアント」公開
1996年
早稲田大学、二足歩行ロボット「WABIAN」開発1996年
ホンダ、二足歩行ロボット「P2」公表1997年
ホンダ、二足歩行ロボット「P3」完成1997年
早稲田大学、「Hadaly-2」開発1997年
第1回ロボカップ世界大会名古屋で開催1998年
NEC、パーソナルロボット「R100」開発1999年
ソニー、AIBO発売
 
2000年 ・ジョーダン・ポラック、コンピューターに自力でロボットを作らせる研究結果発表
・韓国ダジンシステム社、二足歩行ロボット「LUCY」開発
・第4回ロボカップ世界大会オーストラリアにて開催
・中国、人間型ロボット「先行者」発表
  ・ソニー、AIBO2世代目発売、「SDR-3X」発表
・ホンダ、ASIMO発表
・北野共生システムプロジェクト「PINO」発表
・テムザック、遠隔操作ロボット「テムザック04」、災害救助ロボット「テムザックT-5」発表
 
2001年 ・第5回ロボカップ世界大会
シアトルにて開催
2001年
映画「A.I.」公開
・ソニー、AIBO3代目「ラッテ&マカロン」、4代目「ERS-220」発売。
・北野共生プロジェクト、動きを追求したロボット「モルフ」を開発
 
2002年
以降
第6回ロボカップ世界大会日韓共催   ・「ASIMO」日本科学未来館に展示解説員として入社
・日本科学未来館にて二足歩行ロボット格闘競技会「ロボ・ワン」開催
・「ASIMO」ニューヨーク証券取引所の開始ベルを鳴らす
・オムロン、エンターテインメントロボット「ネコロ」発表
・あざらし型ロボット パロ「癒し系ロボット」としてギネスに認定
 

ラジオコントロール:無線制御または電波操縦のこと。送信された無線信号によって静止または移動中の物体を遠隔制御するもので、模型あるいは玩具(がんぐ)を対象に広く用いられている。

ブリキ:スズめっきをした鋼板の薄板。耐食性があり,はんだ接着性がよく,毒性のないことなどを特徴とする。

チューリング:イギリスの数学者、暗号研究者、計算機科学者、哲学者。

ディープ・ブルー:IBMが開発したチェス専用のスーパーコンピュータ。

ノイマン:数学・物理学・工学・計算機科学・経済学・気象学・心理学・政治学に影響を与えた20世紀科学史における最重要人物の一人。

細川頼直:江戸時代の暦算家、からくり技術者、発明家。通称、半蔵。

撰集抄:作者不詳の仏教説話集。西行作と伝えられ,西行関係の説話が多い。

ノイマン型コンピュータ:米国の数学者ノイマンが考案した方法を用いるコンピューター。記憶装置に内蔵したプログラムに従って順次演算を行うもの。現在ほとんどのコンピューターがこれに属する。

バイオニクス:生物の持つすぐれた機能の仕組みを工学的に応用していくことを目的とする学問分野。情報の受容システム、水中や空中の移動方法など、多くの面で生物の機能からヒントが得られている。生体工学。

ホメロス:古代ギリシアの詩人。紀元前八世紀頃の人と推察される。古代ギリシア最古最大の叙事詩「イリアス」と「オデュッセイア」の作者とされる。生没年、生地、生涯など様々な伝承がある。生没年不詳。

ロボット3原則:SF界の第一人者であるI=アシモフが短編集「わたしはロボット」(1950)で提示した、ロボットが従うべき三つの原則。第一原則「ロボットは人間に危害を加えてはならない」、第二原則「第一原則に反しない限り、人間の命令に従わなくてはならない」、第三原則「第一、第二原則に反しない限り、自身を守らなければならない」という原則からなり、第一原則が最も優先される。SF小説のみならず、のちのロボット工学に大きな影響を与えた。

ロボトミー手術:視床と前頭葉との間の神経線維のつながりを切断し、それによって生ずる人格変化を用いて、主として重症の統合失調症やてんかんを治療しようとした精神外科療法の一種。1949年ノーベル賞を受けたが、患者の人権侵害の観点や薬物療法の進歩から現在は行なわれていない。

未来のイヴ:1886年に発表された、フランスの作家ヴィリエ・ド・リラダンによるSF小説。作中に登場する人造人間に対して「アンドロイド」という呼称を最初に用いた作品と言われる。

ファービー:アメリカのTiger Electronics社が1998年に発売したおもちゃ(電子ペット、ペットロボット)。日本ではトミーから1999年5月29日より発売された。発売当時は販売開始後5ヶ月間で200万個販売など、爆発的に流行した。

カレル・チャペック:チェコの作家、劇作家、ジャーナリスト、園芸家。兄は、ナチス・ドイツの強制収容所で死んだ画家・作家のヨゼフ・チャペック。

西村真琴:日本の生物学者。元・北海道帝国大学教授。マリモの研究や、人間型ロボット「學天則」の制作などで知られるほか、保育事業にも貢献した。



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