ニチバンにおける絆創膏とケアリーヴの歴史


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モイストヒーリング:すり傷や切り傷を水できれいに洗い、消毒せず被覆材(ひふくざい)で覆い、傷口が乾燥しないようにする治療法

ウレタン:プラスチックの一種で、ウレタン結合と呼ばれる化学反応によって生成される樹脂の一種。

ハイドロコロイド:疎水性ポリマーの中に、親水性の物質の粒子が分散しているもの。

不織布:繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもの(JIS L0222では、紙、フェルト、編物を含まない)。

親水性:水 (H2O) との間に親和性を示す化学種や置換基の物理的特性を指す。

耐水性ポリマー:水やその他の極性溶媒に溶解しない材料で、アクリル、エポキシ、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリジメチルシロキサン、ポリエステル、ポリウレタンなどをさす。

* 2021/10/13.

出来事
1918 「歌橋製薬所」として創業、軟膏・硬膏とともに絆創膏の製造を開始
粘着剤に天然の生ゴムを使用した絆創膏の製造は、品質劣化など多くの難題に遭遇しましたが、塗工や乾燥方法の新技術を開発し、品質安定化に成功しました。このときの試行錯誤が粘着技術として蓄積され、絆創膏を原点とした多くの医療用粘着テープ開発の礎となりました。
1948 ガーゼと絆創膏が一体になった「O.Q.絆創膏」発売
国産の救急絆創膏としてはかなり初期の製品で、布絆創膏の中央にガーゼ片を付け、全面を寒冷紗で覆い一枚ずつ包装したものでした。市場にはほとんど流通しませんでしたが、「キズの手当てをもっと便利に」という発想は、その後の製品にも受け継がれています。
1960 「ニチバン救急絆創膏」発売
1963 スウェーデンからの輸入した救急絆創膏「サビオ」発売
1975 「オーキューバン」発売
発売当初は好調でしたが、品質面では競合品との差別化に苦労しました。
1997 救急絆創膏「ケアリーヴ」発売
救急絆創膏のメインユーザーである女性のニーズに立ち返り、素肌を研究して生まれた救急絆創膏です。テープ部分(基材)に使われている「高密度ウレタン不織布」は、柔軟性に優れ、全方向にほぼ均一に伸びるため、指まわりや関節の動きにも、しなやかにフィットします。通気性にも優れているため、皮膚のムレが少なく、白くふやけることがほとんどありません。他にも、細かい部分まで“はがれにくさ”と“使い心地の良さ”にこだわり抜いて開発しました。
2002 防水機能をプラスした「ケアリーヴ防水タイプ」発売
「ケアリーヴの使いやすさはそのままに、キズを水から守りたい」というユーザーの声から生まれました。しなやかなケアリーヴ基材に、伸縮性のよい防水・透湿フィルムと、水に強くはがれにくい粘着剤の組み合わせにより、患部をしっかり防水します。
2010 丈夫ではがれにくい、布タイプの「ケアリーヴパワー&フィット」発売
ハードな作業や水仕事などでの使用を想定し、高い耐久性を備えた救急絆創膏です。テープ部分には、強度がレギュラータイプの約10倍で、水着や下着等にも使われる布素材を採用。伸縮性があるので、関節部などの動きにもフィットします。
2012 モイストヒーリングでキズを早くきれいに治す「ケアリーヴ治す力」発売
モイストヒーリングでキズを早くきれいに治す高機能絆創膏です。ハイドロコロイドという特殊素材のパッドが、キズぐちから出る体液を吸収・保持して白くふくらみ、キズを治すのに適した潤い環境を保ちます。キズを乾燥させないので、かさぶたをつくらず、痛みもやわらげます。通気性に優れたケアリーヴ素材なので皮膚のムレが少なく、キズぐちの周りの健康な肌にストレスをかけません。
2016 透明で目立たずにキズを早くきれいに治す「ケアリーヴ治す力防水タイプ」発売
テープ部分が透明な防水フィルムなので目立たず、使用シーンを選びません。パッド部分はハイドロコロイドで、キズぐちから出る体液を吸収・保持し、キズを早くきれいに治します。
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