* 2021/05/24.
「はやぶさ2」ミッションCG(小惑星リュウグウ到着から出発まで)/ Hayabusa2 Mission CG天体名 | ミッション | 国籍 / 運用者 | 着陸 / 衝突日時 | 注記 |
月 | ルナ2号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1959年9月13日 | 初の月衝突 |
レインジャー4号 | アメリカ合衆国 NASA | 1962年4月26日 | 意図的に高速衝突 / 月の裏側へ衝突したがナビゲーションに失敗 | |
レインジャー6号 | アメリカ合衆国 NASA | 1964年2月2日 | 意図的に高速衝突 | |
レインジャー7号 | アメリカ合衆国 NASA | 1964年7月31日 | 意図的に高速衝突 | |
レインジャー8号 | アメリカ合衆国 NASA | 1965年2月20日 | 意図的に高速衝突 | |
レインジャー9号 | アメリカ合衆国 NASA | 1965年3月24日 | 意図的に高速衝突 | |
ルナ5号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1965年5月12日 | 軟着陸に失敗 / 月面で損壊 | |
ルナ7号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1965年10月7日 | 軟着陸に失敗 / 月面で損壊 | |
ルナ8号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1965年12月6日 | 軟着陸に失敗 / 月面で損壊 | |
ルナ9号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1966年2月3日 | 初の軟着陸成功 / 初の月面写真 | |
サーベイヤー1号 | アメリカ合衆国 NASA | 1966年6月2日 | ||
サーベイヤー2号 | アメリカ合衆国 NASA | 1966年9月23日 | ||
ルナ・オービター1号 | アメリカ合衆国 NASA | 1966年10月29日 | ||
ルナ13号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1966年12月24日 | ||
サーベイヤー3号 | アメリカ合衆国 NASA | 1967年4月20日 | 軟着陸 | |
サーベイヤー4号 | アメリカ合衆国 NASA | 1967年7月17日 | ||
サーベイヤー5号 | アメリカ合衆国 NASA | 1967年9月11日 | ||
サーベイヤー6号 | アメリカ合衆国 NASA | 1967年11月10日 | ||
サーベイヤー7号 | アメリカ合衆国 NASA | 1968年1月10日 | 軟着陸 | |
アポロ11号LM | アメリカ合衆国 NASA | 1969年7月20日 | 初の有人月面着陸 | |
ルナ15号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1969年7月21日 | 月面降下後のサンプルリターンを計画 / 月面で損壊 | |
アポロ12号LM | アメリカ合衆国 NASA | 1969年11月18日 | 有人ミッション | |
アポロ13号第3段 (S-IVB) | アメリカ合衆国 NASA | 1970年4月14日 | 月地表に衝突させ月震研究 / 有人着陸ミッション中止 | |
ルナ16号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1970年9月20日 | 初の自動サンプルリターン成功 | |
ルナ17号 / ルノホート1号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1970年11月17日 | 自動月面車 | |
アポロ14号LM | アメリカ合衆国 NASA | 1971年2月5日 | 有人ミッション | |
アポロ15号LM | アメリカ合衆国 NASA | 1971年7月30日 | 有人ミッション / 月面車 | |
ルナ18号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1971年9月11日 | サンプルリターンに失敗 / 着陸時に損壊 | |
ルナ20号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1972年2月21日 | 自動サンプルリターン | |
アポロ16号LM | アメリカ合衆国 NASA | 1972年4月21日 | ||
アポロ17号LM | アメリカ合衆国 NASA | 1972年12月7日 | ||
ルナ21号 / ルノホート2号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1973年1月8日 | 自動月面車 | |
ルナ23号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1974年11月6日 | サンプルリターンに失敗 / 着陸時に損壊 | |
ルナ24号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1976年8月18日 | 自動サンプルリターン | |
ひてん | 日本 ISAS | 1993年4月10日 | 月探査機、意図的に衝突させミッション終了 | |
ルナ・プロスペクター | アメリカ合衆国 NASA | 1999年7月31日 | 月探査機、意図的な月極への衝突により月内部への震動伝播で水の存在を検知しようとするテスト(検知出来ず)を最後にミッション終了 | |
スマート1 | 欧州連合 ESA スウェーデン |
2006年9月3日 | 月探査機、意図的に衝突させミッション終了 | |
チャンドラヤーン1号 月面衝突探査装置 | インド ISRO | 2008年11月14日 | 衝突 | |
おきな | 日本 JAXA | 2009年2月12日 | 衝突 | |
嫦娥1号 | 中華人民共和国 CNSA | 2009年3月1日 | 意図的に衝突させミッション終了 | |
かぐや | 日本 JAXA | 2009年6月10日 | 意図的に衝突させミッション終了 | |
セントール | アメリカ合衆国 NASA | 2009年10月9日 | 衝突。月に水が存在することを発見。 | |
エルクロス | ||||
嫦娥3号 / 玉兎号 | 中華人民共和国 CNSA | 2013年12月2日 | 軟着陸。自動月面車を搭載。 | |
金星 | ベネラ3号 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1966年3月1日 | 初の他惑星への衝突 / 金星接近前に通信途絶 |
ベネラ4号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1967年10月18日 | 大気圧により地表衝突前に圧壊 | |
ベネラ5号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1969年5月16日 | 大気圏探査機 / 大気圧により地表衝突前に圧壊 | |
ベネラ6号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1969年5月17日 | 大気圏探査機 / 大気圧により地表衝突前に圧壊 | |
ベネラ7号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1970年12月15日 | 初の他惑星への軟着陸成功 / 地表から23分間のみ通信 | |
ベネラ8号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1972年7月22日 | 軟着陸 / 地表から50分間のみ通信 | |
ベネラ9号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1975年10月22日 | 軟着陸 / 地表から53分間のみ通信 / 初の地表画像 | |
ベネラ10号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1975年10月25日 | 軟着陸 / 地表から55分間のみ通信 | |
パイオニア・ヴィーナス2号 | アメリカ合衆国 NASA | 1978年12月9日 | 4機のプローブと本体に分離し大気圏へ突入 / うち1機は衝突後も67分間通信 | |
ベネラ12号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1978年12月21日 | 軟着陸 | |
ベネラ11号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1978年12月25日 | 軟着陸 | |
ベネラ13号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1982年3月1日 | 軟着陸 | |
ベネラ14号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1982年3月5日 | 軟着陸 | |
ベガ1号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1985年6月11日 | 軟着陸 / データ送信に失敗 | |
ベガ2号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1985年6月15日 | 軟着陸 | |
火星 | マルス2号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1971年11月27日 | 着陸時損壊し通信途絶 |
マルス3号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1971年12月2日 | 着陸後20秒間のみデータ送信 | |
マルス6号着陸機 | ソビエト連邦 ソビエト連邦 | 1974年3月12日 | 着陸後通信途絶 | |
バイキング1号着陸機 | アメリカ合衆国 NASA | 1976年7月20日 | 軟着陸成功 / 初の地表画像 | |
バイキング2号着陸機 | アメリカ合衆国 NASA | 1976年9月3日 | 軟着陸成功 | |
マーズ・パスファインダー | ||||
/ ソジャーナ | アメリカ合衆国 NASA | 1997年7月4日 | 火星探査車 | |
マーズ・ポーラー・ランダー | アメリカ合衆国 NASA | 1999年12月3日 | 着陸前に通信途絶 | |
ビーグル2 | イギリス イギリス 欧州連合 ESA |
2003年12月25日 | 着陸前に通信途絶 | |
MER-スピリット | アメリカ合衆国 NASA | 2004年1月3日 | 火星探査車 | |
MER-オポチュニティ | アメリカ合衆国 NASA | 2004年1月25日 | 火星探査車 | |
フェニックス | アメリカ合衆国 NASA | 2008年5月25日 | 極点地域が生存に適しているかどうかの調査 | |
キュリオシティ | アメリカ合衆国 NASA | 2012年8月6日 | 火星探査車 | |
エロス | NEARシューメーカー | アメリカ合衆国 NASA | 2001年2月12日 | 周回探査のみを行う計画だったが、延長ミッションとして着陸を試み成功 / 小惑星地表から16日間に渡ってデータ送信を行う |
木星 | ガリレオ | アメリカ合衆国 NASA | 1995/12/7 2003/9/21 |
1995年12月7日:大気圏突入観測機 2003年9月21日:軌道周回観測機 軌道周回観測および意図的な観測機の大気圏突入により木星大気圏内で崩壊に至る様子を観察した(最終的には軌道周回観測機も機体に付着している微生物がエウロパを汚染することを防ぐために木星へ突入・崩壊させた)。 |
土星 | カッシーニ | アメリカ合衆国 NASA | 2017年9月15日 | 付着している可能性のある微生物類を衛星に持ち込まないための処置として、意図的に突入・崩壊させた。 |
タイタン | ホイヘンス・プローブ | 欧州連合 ESA アメリカ合衆国 NASA イタリア ASI |
2005年1月14日 | 軟着陸成功 |
テンペル第1彗星 | ディープ・インパクト衝突体 | アメリカ合衆国 NASA | 2005年7月4日 | 衝突 |
イトカワ | はやぶさ | 日本 JAXA | 2005/11/20 2005/11/26 |
はやぶさ本体は11月20日にアクシデントで約30分、11月26日にサンプルリターン計画の一環で約1秒ほど存在したが、その後飛び立ち地球に帰還したため現在は存在しない。 なお、ターゲットマーカーは現在も存在している。 |
リュウグウ | はやぶさ2 | 日本 JAXA | 2019年2月22日 | はやぶさ2本体はサンプル採取のため数回に渡って着地したが、2019年11月13日に地球への帰還フェーズに移行し、現存しない。 小型ローバー「ミネルバII」2台や「マスコット」、ターゲットマーカーは現在も存在している。 |
エウロパ:木星の衛星のことを指す。1610年にガリレイにより発見された四大衛星の一つでもある。
サンプルリターン:地球以外の天体や惑星間空間から試料(サンプル)を採取し、持ち帰る(リターン)ことである。
ターゲットマーカー: 灯台の役割を果たす装置。大きさは直径10cmほどで、周りに貼り付けられた反射シートが「はやぶさ」から発せられたフラッシュによって明るく輝く。
軟着陸: 宇宙船が天体へ、速度をゆるめ衝撃をやわらげながら着陸すること。
CNSA:正式名称は中国国家航天局。中国の国家行政機関の一つで、同国の民間宇宙開発を管轄する。
ESA:正式名称は欧州宇宙機関。1975年5月、ヨーロッパ各国により共同で設立された宇宙開発・研究機関。
ISAS:正式名称は宇宙科学研究所。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の一部門である。主に日本の宇宙科学の研究を行う機関で、宇宙開発にも広く関与している。
ISRO:正式名称はインド宇宙研究機関。同国において宇宙開発を担当する国家機関。本拠地はバンガロール。
JAXA:正式名称は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構。東京都調布市に本部を置く日本の国立研究開発法人。同国の航空宇宙開発政策を担う。内閣府・総務省・文部科学省・経済産業省が共同して所管する。
NASA:正式名称はアメリカ航空宇宙局。1958年に設立された、宇宙開発の計画を担当するアメリカ合衆国の連邦機関。
ローバー:宇宙探査や開発において、地球以外の天体表面を移動し観測する車両の事。多くが自立型のロボットである。
月震:その名の通り、月で発生する地震の事。月は地球と違い地殻の層がはっきり分かれていない為、地震波における実態波の区別がはっきりしない。また震動する時間も地球の地震と比べはるかに長い。
大気圏:惑星や衛星を始め、大きな質量を持つ天体の周囲を包み込む様にして存在する大気の球状層。
サーベイヤー1号:サーベイヤー計画でNASAが製作した月面着陸型の観測機。この月軟着陸は将来の有人月着陸計画であるアポロ計画のために必要とされる月表面のデータ集積が目的であった。
サーベイヤー2号:月探査を目的としたアメリカ合衆国のサーベイヤー計画で2機目の月着陸船である。
サーベイヤー3号:アメリカ合衆国のサーベイヤー計画の3機目の月着陸探査機。
ルナ・オービター1号:ルナ・オービター計画の一環として、サーベイヤー計画とアポロ計画の着陸地点となる月の地表の平らな部分を探す目的で打ち上げられた宇宙船である。
ルナ13号:1966年にソビエト連邦がルナ計画の一環として打ち上げた無人月探査機。
ルナ2号:ソビエト連邦が月面着陸を目指したルナ計画の2号機である。
ルナ5号:ソビエト連邦が打ち上げた無人月探査機。世界初の月面への軟着陸を目指したが、減速が不十分だったため月面に衝突して失敗に終わった。
ルナ7号:1965年にソビエト連邦が打ち上げた無人月探査機。世界初の月面への軟着陸を目指したが、着陸前の減速に失敗して月面に衝突した。
ルナ8号:ソビエト連邦が打ち上げた無人月探査機。世界初の月面への軟着陸を目指したが、着陸前の減速に失敗したため月に衝突した。
ルナ9号:ソビエト連邦が打ち上げた無人月探査機。1966年1月31日に打ち上げられ、2月3日に世界で初めて月面への軟着陸に成功した。
レインジャー4号:レインジャー計画の4機目の宇宙機。月への衝突を計画しており、衝突前の10分間に月面の画像データを地上へ送ることや、地震計の月への硬着陸、飛行中のガンマ線データの収集、月面のレーダー反射率の研究に加え、レインジャー計画の目的でもある惑星間飛行可能な宇宙機の開発などが目的であった。
レインジャー6号:NASAのレインジャー計画で製作され、打ち上げられた月探査機。
レインジャー7号:NASAのレインジャー計画で製作され、打ち上げられた月探査機。レインジャー計画は月面への衝突前に月面の近接写真を撮る計画であったが、7号は撮影と転送に成功した初めての機体である。
レインジャー8号:NASAのレインジャー計画で製作され、打ち上げられた月探査機。月面に向けて進み、月面衝突前の十数分間の高解像度写真の撮影が目的であった。ビジコンカメラ6台に加え、広角カメラ2台、狭隅角カメラ4台が積まれており、それぞれのカメラが独立した系統の電源、通信を持つことで信頼性と安定性を増していた。
レインジャー9号:NASAのレインジャー計画で製作され、打ち上げられた月探査機。月面に向けて進み、月面衝突前の十数分間の高解像度写真の撮影が目的であった。ビジコンカメラ6台に加え、広角カメラ2台、狭隅角カメラ4台が積まれており、それぞれのカメラが独立した系統の電源、通信を持つことで信頼性と安定性を増していた。カメラ類以外の観測装置は積まれていなかった。